こけし日記

日々のことをつれづれに書いています。

宝塚にハマったいきさつを思い出してみる。

きっかけは、蘭寿とむさんだった。

 

今まで見たこともなかった宝塚を急に見てみたくなり、

調べると、近所のホールに花組の「小さな花が開いた/ル・ポワゾン 愛の媚薬」が来ることを知った。すかさずチケットを予約した。

 

花組の公演を見て蘭寿さんに落ちるのは、不可抗力だったと思う。

だって、あんなに髷が似合ってかっこいい男がこの世にいるだろうか。

蘭寿さん演じる茂二のかっこよさに私はすっかり虜になった。

そして2幕は1幕とは180度テイストの違うレビュー、「ル・ポワゾン」だ。

さっきまであんなに渋かっこよかった人が、色気を振りまきながら踊っている。

しかも、踊りめちゃくちゃうまい。もうゲシュタルト崩壊。かっこいいの嵐。

1幕、2幕でこんなギャップを見せられてファンにならずに帰宅するのは無理な話だ。

こうして私は宝塚の扉を開いた。

 

当時は地方大学に通う学生で、時間もお金もなかったので大劇場まで足を運べなかったが、オンデマンドで見たりネットで宝塚の、花組の、蘭寿さんの、ありとあらゆる情報を読み漁った。音楽学校の受験要項まで読んだ。

ジャニオタだったのでその手の情報収集は朝飯前だ。

もう一度生で見たい、生で見たい。そんな思いばかりが募った。

 

 

 

無事、社会人になり資金力を手にした私はムラへ通った。

学生時代に募らせた思いを発散すべく。

そのまま地方で就職したので毎度遠征だ。

東京は実家があるのでホテル代は浮くが、劇場の雰囲気や街並みが好きなのと、チケットが取りやすいのでムラの方へいくことが多かった。働いていて良かったって思える瞬間だった。

 

だが、しかし。せっかく見に行けるようになったのに、蘭寿さんが退団することになった。

悲しかった。

ショックだった。

社会人になって生活が変わった中で、蘭寿さんが生きる糧だったのに。

それに、、、

退団したら宝塚の蘭寿さんを、男役の蘭寿さんを見ることができなくなる。

そう思うと「なんでもっと早く蘭寿さんを知らなかったんだ!」

と過去の自分を殴りたくすらなった。

 

悲しくとも時は過ぎ、退団の日がきた。

そして時は私の蘭寿さんへの思いを昇華させてくれた。好きな人の決意は応援すべきではないか。私なんぞが蘭寿さんを応援だなんておこがましいが。寂しくとも笑顔で門出を送るのがファンの勤めだ。ヅカファンとして少し成長した気がした。私は現地にはいけなかったけど、日比谷の天気を何日も前から気にしたり、日比谷に思いを馳せたり、今までのプログラムや舞台写真も見たり、忙しかった。

 

 

 

蘭寿さんは退団したけど、蘭寿さんを見るうちに下級生にも魅力的な人が沢山いることを知った。花組から組み替えし他組に行った生徒を追ううちに気づけば全組見たい派になっていた。アイドルオタで言う、いわゆる箱推しだ。

そのうち、誰々が出てるから見たい!だけではなく演出家が〇〇だから見たい。

この振付家の踊りかっこいい。この人の衣装は素敵だな。

などと気づけば、両足がどっぷりと沼に使っていた。

 

今年は参加したらもう引き返せなくなるからと敬遠していた、お茶会にも参加してしまった。控えめに行って最高の思い出だ。

 

家からでれなくなりそうだから、、、と敬遠しているスカイステージに入るのもきっと時間の問題だろう。

 

 

月組 Baddyの感想

ライビュを見てから二日・・・未だにBaddyが頭から離れません。

 

こんなにもメッセージ性を感じ、心揺さぶられたのは初めてです。

 

ショーってキラキラしてて、夢の世界に誘ってくれて、

観劇後にはよくわからないアドレナリンが出てそして多幸感に包まれる。

それが私にとっての今までのショーでした。

 

今回のショーでは喫煙やLGBTといった社会問題を取り上げています。

これってディズニーでこれらを扱うのと同じくらいの衝撃じゃない???

いつも可愛くて、キラキラのラインダンスではまさかの、怒りを表現!

迫力満点でエネルギーが画面越しですら伝わってきて、なぜか涙がこぼれました。

 

綺麗なもの可愛いものが魅力的なのは言わずもがなだけど、

悪いことや怒り、ネガティブなことにもこんなにも魅力が隠れていたんですね。

 

普段、私はまず怒らない。仕事で嫌なことがあっても、家族や友達、彼氏と嫌なことがあっても怒らない。

それは心の奥底で女は愛嬌。ブスはせめてニコニコしてなきゃって思いがあったのです。

だけどさ、怒りがこんなにエネルギーがあるのならたまには怒ってもいいのかも。

そんな風に思ったのです。

 

いつものときめきだけじゃなくて、勇気までもらえたショーでした。

 

それから、

伝統ある宝塚で、ともすれば宝塚らしくないと言われそうでもある、この様な新しいショーに挑戦した演出家の上田先生や月組生、歌劇団の方の決断、勇気がいったと思います。(特に上田先生)

ロマンティックレビューから今回のショーまで、宝塚のこの多様性は財産ですね。

 

悪いことがしたい、とバッディバッディーが頭の中で無限リピート。頭から離れないよー